隠岐の島近海の海藻の魅力!
  
@海がきれい
  
 隠岐周辺の海藻類は、その数種でも
日本海有数であることが調査から判明しています。
隠岐は海の幸が多く、そしてそれは豊な海藻類が支えていますが
その海藻類を支えているものは、
海のきれいさが関わっているようです。隠岐周辺の海では20m前後の
透明度があるため、崖の上の展望台からでも、海の底の様子をのぞくことが
できます。またきれいさ以外で、海藻は基本的に動けない生き物なので、
環境の影響を強く受けます。沢山のアラメが生育しているという事は
それだけ海藻にとって環境が適しているということだと思います。
  

白島展望台から
A周辺の海流や山からの流入水

 隠岐諸島沿岸では多種多様な海藻、海草からなる豊な藻場、海中林が
発達している。これは近くを流れる暖流(対馬暖流)と、諸島周辺の沿岸流や
流水河川水が混合し、富栄養の暖海水が形成されることによると
考えられます。

西村海岸・潮の流れが速い日が多く
近くの松の木は青々している
生産者・大西さんからの声「白島アラメ!!」
  
潮がはやい
簡単に行けない場所だから
おいしいアラメがとれる


 「同じ海でも白島のアラメは違う。海が違えばもずくでも、魚でも味が
違うんよ。冬場はあのへんはしけがほとんどで、めったにいけないから
価値がある。漁師40年が言うんじゃから、間違いない。」と大西おじさん。

 「アラメはとにかく手間がかかるから。めかぶは乾燥させて、
天日干しだけでいいけど、アラメは一段階煮る作業がついてくるから大変。
だからみんなやりたがらないのよね。」と大西おばさん。

冬は北からの風が多く近寄れない
 西村海岸や白島海岸沿岸の美しい海の中で、アラメは海底にしっかり根を
はり、太陽に向って豊な葉を広げています。にょきっとはえた太い幹からは
強い生命力の強さを感じます。


西村海岸のアラメ・抜群の透明度
 隠岐の岩石は、めずらしい岩が多いが、ここ白島海岸一帯も日本列島
には珍しいアルカリ岩石が多産している。


白島海岸・白い岩が多い